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「思春期のこころ」研修会 in おんせんキャンパス!

2018.7.24
written by石飛紫明

おんせんキャンパスでは、
今年度新たな取り組みのひとつとして、思春期をテーマにした専門家による研修【専門家講座】を実施しています。

6月に実施した第一回目の様子をお伝えします。

【子どものこころに寄り添う臨床心理学から見た思春期のこころ】

をテーマに島根大学人間科学部人間科学科 准教授 野口寿一氏 に

お話をして頂きました。

参加されたのは、保護者さん、中学校の先生、一般の方、スタッフも含め約20名の大人たち。
かつて自分も通ってきたはずの思春期の子どもたちのこころの中をそっと覗きました。

 

「思春期とは・・・さなぎの時期」

一度死んでから生まれ変わるほどの大きな変化が訪れている

じわじわとその子の目に映る世界が変わっていく。
その後の「私」の人生を生きていくための大きな変化の時期。

・雰囲気が暗くなった・何を考えているかわかりにくくなった・親と話をしなくなった
・よくわからない趣味にハマる・・など思い当たりませんか?
大人からみるとわかりにくい思春期の子どもたちの様子ですが、本人たちからするとどのような感じなのでしょうか。

ジブリ映画の「千と千尋の神隠し」の千尋(ご存知でしょうか^^)が、ちょうど思春期にいる子どもをわかりやすく表していると話されました。

信じていた世界が崩れてしまう感覚。親が急に豚に変わってしまうところですね。
・親など他者への違和感 「なんか違う」「わかってくれない」という思いと
・自分への違和感  「こんなことを思ってる私って・・・」「現実の私って、思ってたのと違う」こんなことを感じているのだそうです。

ですが、これは他者を他者として認知し始めた証であり、現実の自分が見え始めた証でもあるのです。

身近だと思っていた誰かと自分が別々であると実感するとき、「自分はかけがえのない自分だ」と思えるときもありますが「自由に振る舞うと相手に受け入れてもらえないかもしれない」という思いになることもあり、寂しさや、つながり感が揺らぎ、不安になります

しかし、不安になり傷つく時、しっかりと悩むことも「自分」をつくる大切な作業なのです。

親の私たちがよくわからないと思っている時は、子ども本人も悩んでいる時なのですね。

「見通しが持てないことへの不安感」

手探りで毎日を生きている子どもたち

そんな思春期のこころに触れ、次は2人一組になり1人が目隠しをし、もう1人がサポートしながらキャンパス内を歩き回ります。 

広いはずの廊下、階段、教室内など、「まっすぐで大丈夫」などと声をかけたり手を引いたりしていますが、みなさん共通するのは、ゆっくり恐々と歩いていること。

 

これは、「見通しが持てないことへの不安感」の体験でした。

この体験からわかったことは、
思春期という自分でさえよくわからない状態にいる子どもは見通しなどが立つ術もなく、手探りで毎日を生きているようなものなのだということ。不安があるのは当然ですね。

「思春期の子どもたちとどう接していけばいいのか・・・」

参加されたみなさんの感想の中にヒントが

『目隠し体験で思春期の子どもの心の感じ方はこういものなのか・・・と想像できたように思います』
『何かにハマることが例えそれがゲームでも、本人にとっては大事なことなのだとわかり安心しました』
『親も本人も悩んで不安になって、どうすることがいいのか探しながら生きていけば良いと思えました』
『何気ない会話の中に子どもの心の中からの発信があると思いながら接することが大切だと思いました』
『わが子を振り返り、あてはまるところが多かった。思春期にあるごく普通の行動、考え方だとわかり安心しました』
『自分では子どもへの接し方など考えながらしてきたつもりでしたが、子ども自身をもっと知ること、理解してあげることが大切なんだと今日改めて感じました。困ったときに相談してもらえる親になれたらと思いました』
『自分も思春期を通ってきたはずですが、子どもの考えていることがわからず悩んでいました。今日聞いたことで少しでも子どもとの接し方が変わり、良い親子関係になれたらいいなと思います』
『子どものことをわかっているつもりになっていたなぁ~と感じました。今日は本当の子どものこころを知れたような気がしています

私たち大人ができることは
思春期の真っただ中を生きている子どもたちを理解し、寄り添い、見守っていくことなのかもしれませんね。。

次回専門家講座②は
8/19(日)思春期の子どもの心身の発達と食について
島根県管理栄養士 岩田 緑氏 に御講演頂きます。

たくさんのみなさんの参加をお待ちしています。

 

 

この記事を書いた人

石飛紫明

どなたでも参加可能 無料! 子どものこころに寄り添う講座!

2018.6.10

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