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温泉で具合が悪くなった時の対処方法

体調不良に悩まされる女性

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温泉に入ることは健康増進に効果がありますが、時々具合が悪くなる方もいらっしゃいます。
その代表的な症状や予防方法、対処方法をまとめました。

具合が悪くなる代表的な症状

実際に具合が悪くなる時には、どのような症状が現れるのでしょうか。
代表的な症状の原因や対処法についてまとめました。

湯あたり

  • 原因:温泉の成分が体質に合わない時に起こる
    長時間温泉に浸かった時に出ることもある
  • 症状:温泉の成分の影響による、頭痛、めまい、発熱、嘔吐などの体調不良
  • 対処方法:入浴を中止して体を休ませる。入浴前にビタミンCを取ると良いとされている
先輩
先輩

温泉に継続して入ってから2日~1週間の間に起こる場合は温泉療法の好転反応の場合もあります。

のぼせ

  • 原因:長風呂をしたり、高温の温泉に浸かった時にみられる
       急激に体温が上昇することで、血管が拡張し、血流が増加し、血圧が下がることが原因
       運動不足気味、自律神経が乱れている、貧血気味の時に症状が出やすい
  • 症状:立ちくらみ、頭がくらくらする、顔がほてる、気分が悪くなる
  • 対処方法:冷たい水で絞ったタオルなどで頭や顔を冷やし、安静にする

湯疲れ

  • 原因:普段入浴する習慣がない人や、慣れない人が長風呂をしたり、何度も入浴をして体力が消耗してしまう
       高温の温泉や、酸性泉や、硫黄泉などでよく見られる
  • 症状:疲労、倦怠感、便秘や下痢など
  • 対処方法:入浴を中止して体を休ませる。
         少しずつ入浴回数や時間を伸ばすようにして、体を少しずつ慣らすようにする

具合が悪くならないための予防方法

事前に予防方法を知って心がけることで、具合が悪くなることを防ぐことができますし、
万が一悪くなったとしても軽度に抑えらえるかもしれません。

入浴前、入浴後にしっかりと水分補給をする

温泉では体が濡れて気づきにくいのですが、たくさんの汗をかいています。
水分補給をしていないと脱水症状になってしまうこともあるので、しっかりと水分をとっておきましょう。

食前・食後の入浴を控える

食前食後は胃腸に血液が必要なところを、入浴によって皮膚の血管に血液が集まってしまい、消化不良を起こしやすくなります。

飲酒後の入浴は控える

飲酒をするとアルコールによる利尿作用が働き、体から水分が奪われやすい状態になります。
その状態で入浴すると体から大量の水分が奪われるので脱水症状になったり、血液が濃くなり血栓ができやすくなります。
足元がふらつき、転倒の恐れもあるので入浴は控える方が良いでしょう。

かけ湯をする

温泉に入る前に、体の末端から中心という順番でかけ湯をすることで温泉の温度に体を徐々に慣らしていきましょう。

冷たい水で絞ったタオルを頭にのせて冷やす

温泉に入ると体温が上がり、のぼせやすい状態となります。
冷たいタオルを頭に当てておくことで体が温まりすぎるのを防ぎ、のぼせ防止になります。

こまめに休憩をしながら入浴する

無理に長風呂をしてしまうと湯疲れにつながります。
こまめに湯舟から上がり、休憩して体温を下げることを心がけましょう。
少しずつ入浴して温まることで具合が悪くなりにくくなります。

高齢の方は付き添いの人などと複数人で入浴する

ヒートショックなど思わぬ体調の変化が起こる可能性があるので、できるだけ見守ってもらえるようにしましょう。
かけ湯したり、長風呂をしないように心がけ、入浴後も急に体が冷えないように気を付けましょう。

湯治をする場合は初めは入浴時間や回数を少なめに、徐々に伸ばしていく

長期間の湯治をされる場合は初めは体を慣らす程度から始めましょう。
中休みに温泉に入らない日を設けることも大切です。
放射能線や硫黄泉、酸性泉など、刺激が強い温泉は湯あたりしやすい傾向があるので注意しましょう。

もしも体調が悪くなった時の対処方法

万が一、具合が悪くなってしまった時の対処方法について簡単にご紹介します。
少しでも「いつもと違うな」と感じたら、自分は大丈夫だと過信せずに早めに周りの人に助けを求めましょう。

  • 違和感を感じたら落ち着いてゆっくり温泉から上がる。
  • 立ちくらみなどで頭から転ばないように姿勢を低くする
  • 座る、横になるなど楽な姿勢になる
  • 首筋や手足を冷やす
  • 周りの人に声をかけて助けを呼ぶ

まとめ

温泉で具合が悪くなった時の対処方法についてご紹介しました。
水分補給など基本的なことを意識することで、深刻な状況は回避できることでしょう。
一緒に温泉に行く方にもぜひ情報共有して、心も体もリフレッシュしてくださいね。

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